crack Joshua Tree rope

[climbing] joshua tree 1

2010年2月26日(金)

人生で初めて自分の意思で海外へ飛び立った記念すべき日。
必要以上に重い荷物(カムも無いのに合計40kgもあった)を抱えて空港をさ迷う。

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待ち合わせの時刻から1時間以上送れて待ち人到着。これが慣れか。それでも時間が余ったので空港内をぶらつく。
twitter、blogで知っているとはいっても雪山さんと直接会うのは2度目。これから3週間近く共に過ごすかと思うと緊張してもいられないが、特にこちらに気を使うでもなく自然体の雪山さんに引きずられてかそれほど緊張はしなかった。 

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飛行機に乗り込んだら後は10時間程だらだらする事になる。お互いに殆ど言葉を交わすことも無く、本を読んだりiPhoneをいじったりと思い思いに過ごす。数年ぶりの飛行機はやはり狭苦しくてとても快適とはいえない空間だった。
ただ、上空1万メートルから眺める空は格別で、気持ちは未だ出会ったことの無い岩山へと飛んでいた。

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東京を17時に出発して現地到着が11時。空港から出たら僕が外国人だった。
やたら職員が多いと思ったら、全員寄付金募集の空港とはおそらく何の関係もない人たちだった。
月並みだけど、「映画の世界が飛び出してきたみたいだ!」なんて考えながらニヤニヤする。
車を借りたら一路joshua treeを目指して東に向かう。

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左ハンドル右側通行。仕切りが無くてどこまでもまっすぐ広がる高速。
これから始まる生活を思うといやでもテンションがあがる。
この国では高速は全て無料で、SAなんかも日本のように立派なものは何も無い。
高速からの降り口の周辺にGSやファーストフード店があるので、必要があれば高速から降りてしまう。

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降りる場所を間違えて通り過ぎたり(首都高を曲がり損ねて千葉にいくぐらいはあっさり移動させられる)しつつ、joshua treeの入り口にある山道具屋に到着。
写真は後日撮ったものだから明るいけど、実際はとっぷり日が暮れた18時頃。
これから3日は降りてこない予定なので、トポ、ガスをはじめとして細々としたギアと生活雑貨を購入。
トポは百岩を5冊重ねたぐらい分厚くて、掲載されているルートが多すぎて良くわからないし、僕の感覚からすると非常に高かった。でも、ルート数で考えると日本のトポの方が高いんだろうな。

クライミング用品の買い出しが終わったところでスーパーに移動して食料の買い出しを行う。僕は調理するつもりは全くなかったので、キャベツ、卵、バナナ、パスタ、パンとせいぜいゆでる程度の食材。
こういう時、きちんと自炊の経験があると断然幸せな生活を送ることが出来る。それに、自分が生きるのにどれぐらいコストがかかるのか、という金銭感覚もあるだろうからコストの算出がしやすそうだ。

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国立公園内に入ってからもかなりの時間移動してキャンプサイトに到着。
クライマー御用達のサイトは非常に混み合っていたが、運良く一つだけ空きを発見する事が出来た。
随分と人里離れた場所なのに、想像していたほど星を見る事は出来なかった。
天気の問題かな。

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