減量と保持トレの記録をここに記す。
最近インスタにちょいっと書いて満足してしまっていてブログを全く書かなくなってしまっていました。
年に1回東京選手権の投稿をしていたのですが、それも2022年分は下書きのまま眠ってしまっています。どうにか2023年になる前に書ききろうと思っています。
で、記録を書かないと記憶が曖昧になったときに困るので誰のためでもなく、未来の自分のために今の記録を可能な限り記しておこうと思います。
以下思い出すままにざーっと書いていくので読みづらい部分あるかと思いますがご容赦ください。
ここ数年、本当に自分のためのトレーニングはろくすっぽできないままに過ごしていました。
看過できないレベルに低下しないようにギリギリのところでとどまっていた感じ。
一気に吹き出したのは2021年9月。
第2子の出産予定日が近づき、妻の実家に滞在。その間当然レッスンはお休みになり、クライミングジムにも行かず(そもそもすごく遠い)、ろくすっぽトレーニングもしないままに過ごしたところ、それまでなんやかんや13aぐらいは登れていたのが12aでテンション入る体たらく。
体重もこの時69kgに限りなく近づき、人生最高記録更新だったはず。
これはやばい!!!!!と必死になってトレーニングして減量して、ようやく久しぶりに13aを完登したのがインスタによると2022年の1月終わり頃。
この頃は自分でナガモノ作って登るのが楽しくて楽しくて、T-WALLに行く月曜日(江戸)、木曜日(錦糸町)、金曜日(江戸)の日はトレーニングデイになってた。
1月頭に作った自分的ハード課題が2月に登れたらしい。インスタには荷重懸垂が決めてになった、って書いてる。
荷重懸垂は結構好きで、ちょこちょこやっている。今の所最高記録は55kgで1.5回。60kgはハーフまでしか上がらず。そういえば最近あまりやっていないからまたやろう。
2月末の投稿を見る限りどうやらこの時点で体重は67kgあるらしい。
3月に初めて城山でポカプログレシオーン(5.14a)の核心のポケット取りを成功させてトップアウトしたそうな。これはつい先日(2022年11月頭)に行った時にばらしでやればほぼ確実に止められるようになっていたのでここから更に成長してる感。
2015年から悩まされ続けている左肩の故障もようやく、ようやく完全回復の目が見えてきた。
新たに判明した目の問題もまぁ、メガネかけてればなんとかなりそう。
目のトラブル - 老化による斜視の悪化(いわゆる老眼の症状の一種)によって左上と左下方向がすごく目の焦点が合わない(映像が2つ見える)。でもこれ完全に老化による現象ではなくて、どうももともとある程度あったっぽい。左方向のデッドが妙に精度が悪くて、今でも鮮明に覚えている大会の悔しかった記憶が全部左上方向のデッドでのポケットやスロット取りで目のせいだったのかーーーーー!ってなってる。
さて、そんな感じで順調に回復させて、毎年恒例の東京選手権出ました。詳しい内容はあとで仕上げる東京選手権の記事に譲るとして、もちろん全然不甲斐なくてはっきり言って悔しいの段階まで至らないぐらい不甲斐なかったんだけど、何が悔しいってリードでしょうもないところで前述の左手問題でスカーんと目標外してフォールしたこと。これのリベンジは2023年に!!!絶対!!!
さてそこから先はちょっと戻ったことに安心して体重は65〜66kgで安定し、さぼりすぎない程度にトレーニングを続けてちょっとずつ調子も上に向いてきてまぁまぁ悪くないんじゃないの、なんて言ってごまかしてた。
心のどこかでああ、このままゆっくりとうっすらと弱くなっていって、教え子達より登れない自分を飲み込みながら生きていくんだろうな、いや世界1を目指してる生徒たちに抜いていかれるのなんて当たり前なんだからそりゃ仕方ない。うん、俺は頑張ってる。
なんて思っていた。
いや嘘だ。
抜かれていくの悔しいし競り合いたいし負けねーし!!
まだ登りたいのに登れてない課題なんて山のようにあるし、ボルダーで4段5段のかっこいい課題登りたいし、リードで15a完登したい。
でもそんな可能性自分には残されていないのかもな、枯れ木が森の栄養になって若木が育っていくように、僕に蓄えられたものを使って、次の世代が育っていくのかな。なんて思っていた。
みんなどうやってこの気持消化してるんだろうって。
転機が訪れたのは2022年の8月のこと。
ある一通のメールが来たことだった。「現在アメリカ在住、クライミングの修行のために1ヶ月日本に行くからその時に可能な限りレッスンをしてほしい」(内容は大幅に脚色しています)
海を超えて、来る人が僕のレッスンを受けたいと言ってくれている。
しかも話を聞くに、7月に僕のレッスンを受けてくれたユースクライマー(アメリカ在住)からの紹介だという。
これまでレッスンを受けてくれていた人たちのことをないがしろにしていたつもりはないけれど、僕のレッスンのために(もちろんそれだけじゃないが)海を渡ってきてくれた人に、今のままの自分でいいのか。いや、いいはずがない。少なくとも大会にすぐに出られるぐらいのレベルには仕上げてお会いしなければ・・・・!
ということで猛烈にトレーニングをはじめ、たりはできなかったけれど(いきなりトレーニング頑張りすぎると怪我するしね、怪我しちゃうのは最もタイミング的に避けねばならぬ!)
常にそのことは意識にあって、少しずつクライミングの調子は上向きになり、7月には今までしてこなかった超耐久懸垂トレーニング(20回を1セットとして1日小分けに3セット)もしたりして調子はうなぎのぼり!!!かと思いきや7月末の合宿から始まった怒涛の詰め込みスケジュールでまんまと8月夏バテバテスタート。
今年は6月後半から7月頭にかけて熱暑順可のための持久トレしたりして暑さ対応できたぜー!!!と思っていたんですが、さすがに夏合宿(富山3泊4日車単独往復)からの土曜大阪のぼコンからの日曜熊本のぼコン、そして翌週は青森とやりすぎました。
もう何もする気力が起きず、なんとかかんとかスケジュールをこなす日々。
すっかり弱り果てて9月を迎え、気温が下がるとともに元気復活、トレーニング再開。
どうにかこうにか上向きまで持ち直してAさんのレッスン初日を迎えることができ、「来てよかった」と言っていただくことができました。
そのAさんの猛烈なモチベーションと久しぶりにじっくりとジムで登ったり岩で登ったりして過ごしていたおかげで体の奥底に眠っていたモチベーションがグツグツと煮え立ち始めたのが10月11日ころのこと。
この頃はだいたいいつ体重計に乗っても66kgぐらい。
煮え立ち始めた気持ちが向かったのはこれまで避け続けてきた保持力トレーニングと向き合おう、指を強くすることと向き合おう。ということでした。
口癖のようになっていた「僕は保持力が弱い」という言葉。
ちょっと指トレしようとするとすぐに関節が痛くなってしまう。
もともと弱いのか、始めたばかりの頃(15年前 26歳)に一気にやりすぎたり、その後も痛いのそっちのけで登りすぎて変形してしまっているからもう指は強くならないのか。過去の積み重ねたる今、積み重ねた過去のせいなのか。
いや、今まで一度も本気でそこに向き合ったことなんてなかった。ずっと言い訳して避けてきていた。
やっぱり僕も持てるようになりたい。「なりたいんだ!」
その気持に正直に向き合うことができた。
少なくとも今の体重で指トレを本気で始めたら痛くなることは確実、ならばやはり体重とも向き合わねばなるまい。
もう落とすことは難しいと思っていたけれど、今の僕は昔の僕とは違う。
我慢が足らず、知識が足らず、ただ闇雲に体重を減らしていた頃の僕ではない。
選手としての蓄積が、コーチとしての蓄積が、人としての歩みがすべて乗っかった今の僕が全力で向かったら、これまでやりきれなかった事だって出来るんじゃないだろうか。
なにはともあれ食事の改善。
食べる内容をタンパク質主体にする。
空腹の時間をきちんと作る。
水分はちゃんと取る。
ストレスは貯めない。
無理をしない。
やりすぎてもだめ。やらなすぎてもだめ。
睡眠時間を確保する。
お酒は我慢。(もともとたいして飲まないので我慢というほどの事はないのだけれど、まぁ一応)
この手の食生活改善をするといつもお腹の調子が悪くなるのでお腹の調子を整えるために今回は新たにビオフェルミンとEBIOS錠を導入。
卵大好きなのでコンビニゆで卵大活躍。
大体の模範的な一日
朝 7時起床
水を飲む ビオフェルミン、EBIOS錠、ビタミン剤
8時頃 息子と一緒に朝食(サラダチキンにチーズ1枚 食べない日もある たまに納豆卵かけご飯食べる)
9時頃 コーヒー飲みつつ仕事スタート
12時頃 ゆで卵とサラダチキン・チーズ、プロテイン飲料 ビオフェルミン、EBIOS錠
仕事前、仕事中の食事は
ゆで卵2個、サラダチキンソーセージ2本、さけるチーズ2本、SAVASの紙パックプロテイン飲料2本、コーヒー、水
だいたい15時頃たべて、19時頃たべて、仕事後にちょっとつまんでフィニッシュ。
なんか無理!ってなった時。
マカダミアナッツが大好きなのでマカダミアナッツ食べたり
マカダミアナッツチョコが大好きなのでそれ食べたり
柿が大好きなので食べたり
シュークリーム大好きなので食べたり
して心の平穏を取り戻します。
なんかいけそうだなー
って日は前日寝る前23時頃に少し食べてから、寝て起きて翌日12時ぐらいまで食事はナシ。(食べたい日は息子と朝ごはん食べる)
ビオフェルミンとEBIOS錠とビタミン剤とコーヒーとかは飲む
12時ぐらいから夜寝る前まではまぁそこまで気にせず。
10月11日ぐらいにスタートして、
行きつ戻りつしつつ減り続けて11月1日に62.75kg 約3.4kg減。
そこから1週間ぐらい停滞していた(ちょっと増えた?)けれど今また減り始めてもう少しで61kg台が見えそう。これは実現したら8年ぶりぐらいじゃないかな。楽しみ。
これまでそうしてあと少しで行けそう!ってなるとついサウナいったり絶食したりして数字を見たがっちゃって無理して破綻してたんだけれど、今回はそういうタイミングで無理せずに我慢して淡々と続ける事ができている。これは精神的にそうした強さを手に入れられた事、そして物事は僕が求めるようにリニアーな変化はしないと経験と知識とでわかっている事が大きいと思う。
トレーニングとしては
雲梯での横向き懸垂 右手側に体引き寄せる、左手側に体引き寄せる、を交互
ショルダープッシュアップ
角度変えて2種 15kg
インクラインダンベルシュラッグ
菱形筋を意識してベンチにうつ伏せで腕を引き上げる 角度変えて3種 15kg
スクワット
24kgのケトルベル持ってスクワット、ついでにアップライトロウ
コロコロ
元気ならフル、疲れてたら膝
身体張力アップのためのバンドトレ
変形プッシュアッププレス
両手を顔の前で拝むように合わせて肘をなるべく話さず上に上げる(5kg)
プランク各種、腹筋各種
TRX各種
指系は
基本足ついた状態でゆっくり負荷をかける
のぼコンボードとビーストマイクロクリンプ使用
指一本ずつ負荷をゆっくりかける
ビーストの10mmから初めて6mmまでゆっくり体重をかける
って感じで少しずつ負荷になれさせていく。
という感じで過ごしてきたところ
10月31日 江戸川橋の13aがとても余裕を持って登れた(前はもうどこもかしこも必死にならないともてなくてテンテン)
11月3日 ポカプロのポケット取りがバラシならほぼ確実に止められた。
11月10日 錦糸町の13a/bがとても余裕を持って登れた(2回連続ぐらいはいけそう)
という感じで2ヶ月前とは別人のように体が軽くて登りやすい。
かつ昔は減量中によく感じていた体が枯れている感じやスタミナ不足がほぼなく、思考もクリア。
水をよく飲むのに体の保水力が落ちてるからトイレに行く回数がめちゃ増えているのはちょっと面倒。(夜も何度か起きてしまう)
ということで、これまでたどり着けなかった世界に足を踏み入れるべくもうしばらくこのペースで淡々と頑張ります。
こうやって成果を感じると人に話したくなって、ブログとかSNSに書きたくなって、書いたらなんとなく満足したりさらに無理したくなって破綻してしまう症候群も今回突破できそうなので、ようやくこうして記録する気になりました。
もっと詳しく知りたい方は別途連絡ください。
一応きちんと知識的な裏付けを持って体で実践中、のはずです。