河又

一期一会(5.12d) 完登

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*写真は河又の洞窟でお昼寝中のコウモリさん。

11/11 河又の岩場
実は後半に大事なメッセージが載っているのでそちらも是非読んでください。

デザートソング(5.12a)を登った記憶はあったものの、一期一会は登ったような登ってないような・・・と思いつつ講習の合間を塗ってトライ。過去のブログを見たらデザートソングを登った日にペコが一期一会完登してるみたいだからそこらへんがごっちゃになってるのかな?いやその後にも何度か来ているはずだから・・・記録つけるのをさぼってはだめですね(笑

その日は一期一会にトライしている人がたくさんいたのでチラチラ目には入ってしまっていたのですが、なるべく見ないようにしてOSのつもりで取り付く。しかし下部の核心でもたついてしまって後半の核心部であえなくフォール。

上述したように登ったような登ってないような・・・?と思っていたので完登するためにもう1便出す意欲はそれほどなかったのだけれど(そのラインは混んでたし)、生徒のHが渾身の登りで大五郎(5.11a)を完登し、次はコーチの番ですね!という流れになったのでそれに乗っかって2トライ目。

再度下部の核心でもたつくもこれは絶対に落ちられない!!と中間部で気合のロングレストをして振り絞って上部の核心も突破。デッドするつもりだったけど超頑張って保持したら固めて行けた。しかしリップのいい場所を見定めるまで結構もたついてしまってピンチでした。

無事完登出来てよかった!

その後ずーっとうずうずしてたマンモスケイブ(5.13c)にトライ。どうやってプリクリしてあるロープをかけかえて自分のでトライしようかと思案していたところ、快く貸してくださり本当にありがとうございました。

初めて河又に来た時からこんなところ登れるなんて!!と思っていた憧れの1本。かなりボルダー強度が高くてまだ抜けきれてないですが、手応えは充分。次来た時は完登目指したいなー。

それにしても自分で1から組み立てて、大五郎を2便でRPというのはかなり驚いた。完登する実力は充分あるとは思っていたけれど、どんどん伸びてるなー。

かっこいい背中を見せ続けられるように僕も頑張らねば。

そうそう、全然話は変わるのですが岩場でマナー違反?ルール違反?を見かけた時にどうやって声かけたらいいの?というお話。
ツナギを着てメットをかぶっていかにも洞窟探検隊といった風貌の大学生?ぐらいの男の子数名の団体が着ていた。わざわざ道から外れてヤブを歩いたりしているのでうーん?と思っていたら岩場のど真ん中でタバコをプカプカ。タバコ吸うなら場所考えよう?っていうかそもそも火気厳禁だったはず?と注意しようと思ったのですが、なんと言っていいか悩んでしまい結局何も言えず。

ちょうど日本フリークライミング協会のHPでマナーの啓蒙記事が上がっていたところ質問してみたら以下のような回答が得られました。皆様参考にしていただけたら幸いです。

太田「先日川又の岩場に行った時に洞窟探検隊?のようなツナギを着た明らかにクライマーではないワカモノの一団がガヤガヤと歩き回りタバコで一服して立ち去って行きました。山の中での喫煙についてどう注意したものか悩んでしまったのですが、良い案ないでしょうか。」

JFA「ここ私有地で、火気厳禁だから」って、サラッと言うのがいいんじゃないでしょうか?
事実、河又は地権者さんからそのように言われています。」

太田「日本フリークライミング協会 なるほど!ありがとうございます。次見かけたらちゃんと伝えられるようにします。」

JFA「加えて、「僕たちは、一応地権者さんや地元の自治会なんかにことわりを入れてクライミングをさせてもらってるんだけど、君たちは??」ぐらいに言ってあげるといいのではないでしょうか?
関東周辺では、河又以外に天王岩、北川、有笠山、城山、鷲頭山、カサメリ沢などをJFAや会員が地権者や自治体などへ交渉や挨拶に行っていますので、JFA会員だったら変な人を見かけたらそれぐらい言ってもいいと思います。ちなみに現在、二子山などを交渉中です。」

との事です。

普段何気なく登っている岩場も基本的には全て"誰か"が所有する土地です。その中を黙認・公認の状態で登らせていただいている状態で、その許可をとったりしてくれているのは全てがというわけではないですが基本的にはJFA(日本フリークライミング協会)です。

ボルダリング・リード問わずこうしたエリアを維持する活動を行ってくれています。

こちらはリードクライミングになりますが、我々が登る際に無くてはならないボルトを打ち直したりして安全に登り続けられるようメンテナンスをしてくれているのも基本的にJFAです。

その活動費用は会員の年会費(3000円)によって賄われています。これからも我々クライマーが日本各地の岩場で楽しむために、自分たちの世代だけでなく子々孫々まで楽しむ場を守っていくためにも皆様是非JFAへの加入をお願いいたします。

今ではクレジットカードでの支払いにも対応し、簡単な手続きで入会できる上にフリーファンというとても有益な情報が多数載っている会誌も配布されます。
https://freeclimb.jp/jfa/join.htm

登る楽しみをたくさんの人に経験し続けてもらうために、そして何より自分自身が楽しく岩場で登り続けるために。よろしくお願いします。

-河又