boulder 小川山

[bouldering] 連休まとめ 小川山

一度更新する習慣がなくなるとあっという間に筆不精に。
大分たってしまいましたが、連休で行った小川山報告。

土曜日の0時頃に集まって小川山に向かう。
今回総勢7人で車3台という大所帯。早いチームは21時には出発してたはずだけど、うちらは0時頃。
途中寄るところもあったので、結局仮眠無しの廻り目平直行で5時前に到着。先行組みには何度電話しても反応が無いから置いてく事にした。

初日の目的地はマラ岩。日が出る頃にはマラ岩の取り付きにいたいねー、等と車の中でしゃべっていた事が現実に。ヘッドライトに頼りつつ、薄暗闇の中を手探りで行軍。行ったことがあるのは1人だけなのに、その先頭が「暗くてわっかんねー」等と不安な台詞を連発しながら登る。

どうにか辺りが明るくなってきた頃、道が合っていたことが判明して登る登る。
と目の前にカッコイイ岩がたくさん現れた!
上はカサブランカ。岩見てカッコイイっていうのは地質学者かクライマーだと思う。

ついてちょっとしたら先行組も登ってきた。さすが。

人生初の外岩リードは川上小唄。まぁ、KNさんにあらかじめヌンチャクは設置してもらってのトライだったけど、一撃。途中めちゃビビッて動けなかった。ボルダーとはレベルの違う怖さがある、けどそれが良い。
後は、終了点の少し上にリップがあるんだけど、その奥の景色が凄かった。きっとカメラで撮っても伝わらない、あそこに行った人だけの景色。

お次はレギュラー。すぐ横にイレギュラーっていう課題があって、レギュラーに対抗したルートなのかと思っていたら、どうやら逆らしい。イレギュラーに対抗してジャックさんが作ったのがレギュラーだとか。いきなりイレギュラーっていう名前なのはどうなの。

これは2回ぐらいトライしたけど、結局登れなかった。なんか、怖さと緊張と気負いすぎで腕が一瞬でパンプする。リードにも本数出して慣れていかないと。緊張してるとすぐパンプするってのは、今までもあったんだろうけど初めて気がついた。

カサブランカ。KNさんがしゃかりきにトライしてた。チッペが二撃と聞いてむきになってたみたいだけど、最終的に力でねじ伏せてRP。やっぱこの人のボルダー力すごいな。

トップロープを張ってもらってからは、みんな思い思いにトライ。クラックの練習は室内では難しそう。特に、ハンドジャム。僕はどうしても手を広げて保持するような動きをしてしまって、すぐに手が疲れてしまった。もっとはめ込むイメージだそうな。ソリューションパワーかもしれないけれど、足ジャムは結構上手く行っていた気がする。初めて、クラックにカムをセットしているところを見たけれど、かっこいい。あの道具は欲しいな。そのうち。

登るだけ登ったら、後はグビグビ。なんとペコマとチッペから噂だけ聞いていたリッキーまで登場。
顔は全く似ていないし、髪形も違うのに、ペコマとの双子っぷりに全ペキグビが驚愕した。

そして山力の強いPTでの鉄板焼きは、完全に茶色だった。後半、鉄板のど真ん中にサンマが横切ってたはずなんだけど、残念ながら暗闇ではiphoneは役に立ちません。誰か写真求む。

何も考えずに飲みまくって、気がついたらテントで寝ていた。

朝起きたら、3人収容するつもりのテントの中に、自分しかいない事に驚いた。何故か、ボルダーマットの上に寝袋野宿が2人。車中泊1人。曰く「俺があまりに堂々と寝てるから動かせなかった」。優しすぎる。

そんな状態なのに、しっかり朝起きるペコマとチッペ。マルチに行きたがったのは俺なのに、起こされた瞬間寝なおしたくなりました、ゴメンナサイ。

でもちゃんと起きて「春の戻り雪」(4ピッチ)の取り付きに向かう。

最初の1ピッチ目の終了点が完全に日陰でメチャクチャ寒い。俺&ペコマ、マサ&チッペというコンビで釣る瓶。
俺は初、マサは経験少ないとのことで、最初は慎重に教えてもらいながら進む。でもあまりの寒さにシビレを切らして、
ペコマ「もう次からはそれぞれ登ったらよくない!?」
という事で2ピッチ目は順番に出発したものの、かなり間隔短目。

写真の上側の中央ちょっと左側の岩の上に生えてる木が目的地。最初の2ピッチが結構怖かったけど、3ピッチ目はハンガーも無いし、楽勝。一応、ペコがカムとナッツ決めてくれて、回収できたのが楽しかった。

とりあえず岩に登るペコ。ちなみにあそこは終了点とはなんの関係も無い横にあった岩。あの奥は何も無いからちょっと怖い。

初めての懸垂下降。といってもスラブだからあんまり下降してる感薄いけど。でも、この動きはちょっと嬉しい。
初めてのマルチピッチは凄く色々教えてもらって、覚えられて無いこともいっぱいあるけど、今までより本が楽しく読めそう。どんどん山が好きになるし、山で出来ることが増えていく。

この後は一度キャンプに戻って、二日目組みをお迎え。途中あまりの眠さに俺にお迎えがきそうだったのは内緒。
予想よりも遠くて迎えに行く事を安請け合いした事をちょっと後悔。往復3時間越えだもんなー!登りたいよ!

ということで着くなりみんなでクジラ岩エリアに。最初はホワイトクラック?とかいう名前のガバトラバース。後半出てくる木が怖い。ちょろちょろと周辺のを登った後は社員さんとエイハブに取り付く。

前回から入社試験突破に燃えていたマサが見事突破。おめでとう。努力した結果が実った瞬間を見た。

夜は今度は総勢10人でのBBQ。今夜は調理班が2人もいたので、鉄板の上が整然としていて非常に綺麗だった。
やみつきキャベツの手軽さとウマサはガチ。ごま油と一味と塩でキャベツ。

この日最高のイベントとなったのは、ビクターの上で眺めた夜空。
月も無く、空は晴れ渡っていて、天の川まで見えた。完璧。
こういう事があると、レーシックしたことの恩恵を噛み締める。

三日目は全員撤収予定なので、朝から片付け。昨日とはうって変わって、ノンビリとした朝。俺は5時過ぎから起きてるんだゾ!
折角だから行ったこと無い場所に行きたいってんで、向かった先は屋根岩ボルダー。

途中見かけた 不可能スラブの雄大さに目を見張る。

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大きくなれそうなキノコに群がる。

今度のはー、さっきのより食べられそうだけど、マリオ的には毒キノコじゃね!?

ソラマメスラブの上の方からの眺めが素晴らしい。まぁ、迂回して終了点まで登ったんだけど。いつかここらへんの5峰もリードで登りたいね。

上までいったら後は徐々に降りていく。
登った岩は
ピラミッドタキュール
コロンビア豆
マッターホルン
三角岩
霜月岩

初外岩の人が2人いたのもあって色々な岩を触る。

帰り道で出会った石の魂。
名前にふさわしい立派な岩だった。見ているだけで引き込まれそうな気持ちになる。
ただ、わりとばてていたのと圧倒されたのもあって、眺めただけ。次はのぼりに来たいな。

みんなはフィンに取り付いてた。
俺はその横で社員にしがみついてた。

前回から進んだ点としては落ち着いてれば3手目の左手寄せた後の右手飛ばしが安定してきたこと。
ただ、左手と左足の意識が疎かになるとすぐに落ちてしまう。

そして、そこまでいけるようになったのに、フラッキングが上手く出来なくてクロスの左手が出ないこと。
悔しくて、悔しくて、皆が飽きてそろそろ帰りムードの中1人で悶々としながら登ってた。
でも落とせず。10月の連休で再チャレンジしたいな。

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