competition ランナウト

コンペ ランナウト腕試し2011

2011/10/30 - 腕試し2011

今年で三度目の参戦となるランナウトの腕試しに参加してきました。
1年目のリザルト
2年目のリザルト

クライミングを始めた年に参加したので毎年の成長を確かめる機会になりつつあります。今年の結果はいかに。

ランナウトのコンペは非常に品質が高く、選手のことを第一に考えている感じがするので1年で1番楽しみにしているコンペです。

・予選の時間が長い(エントリー160分、ミドル140分?)
・全ての課題の前にスタッフがいて、完登チェックをしている(さらにホールドも磨いてくれる)
・完登数ではなく、獲得ポイント数での決着となる(予選の各課題がそれぞれ100点を持っていて、完登者数で割ったポイントが獲得ポイントとなる)
・この日のためだけに用意されたハリボテ課題がある。
というところでしょうか。
特にすべての課題の前にスタッフがいて、完登のチェックをしてくれるのでとても公平に感じます。

予選はエントリーの前半からスタート。
リードエリアに設置されたボテ課題にすすむが果敢に挑みます。

どこを掴んでいいのかわからないので体でフリクション。

上に乗ってゴール!

全ての出場者が初めて見るホールドになるので掴みどころが分かりにくいのですが、バッチリOS!最近猛烈に稼いでいるクライミングの経験値が光りますね。

女性陣は2階の課題から挑戦中。

順調に完登数を稼ぎます。

みんなついついまたがっちゃうボテ課題もスマートにこなすサトウさん。こちらに笑顔を向ける余裕さえあります。

マスターの予選がスタートしました。
マスターにも同じボテを使った課題が用意されていますが、ホールドが少ないので外岩的なクライミングになります。つまり、綺麗に登る余裕が全く無くてみんな必死の全身フリクション。

こちらはもう1つ用意された別のデカボテ。各ボテには2課題用意されてました。
なんかH田さんの登りはピタっと綺麗な感じですね。

僕は前半戦は全くふるわず、 4完登で折り返し。

さて、エントリーの後半戦がスタート!
サトウさん、かっつん、すすむの3人が10完登で並びます。今年は観ていて非常にレベルが高く、既に完登数名、12課題中11完登もかなりの数が出ている様子。後1本は落としたいところですが・・・・。

さすが佐藤さん!確実に高度を稼いでついに・・・・・!?

審判厳しいよー!って抗議しようかと思いましたが、これはアウトですねー。

午前中からひたすらボテに打ち込んだあずさん。
これはさすがに厳しいか・・・、と思いながら観ていたらついに完登!

素晴らしい粘りのクライミングでした。1個落としてからは何か一皮剥けた感じで一気にボテ課題の完登ラッシュ。

ボテは持てるところが限られているので身長によっては非常に難易度が高かったみたいです。頭のフリクションを使って次の1手!

結局10完3兄弟は誰も落とせないままに仲良く3兄弟のまま終了したみたいです。

じっくり回復して気合充分の後半戦!
この角度で見るともうなにしてるのかよくわからないですね。手に足ヒール中の僕。

順調に前半取りこぼした課題を落として8完に。残した4課題はどれも若干難しい・・・。
中でも落としている人が少なそうな課題に絞ってひたすらトライ!

したものの、結局落とせず8完のまま終了です。
リザルト http://www.runout.info/top/2011%20middle%20result.htm

決勝進出は逃したものの去年からは大きく順位を上げることが出来たので個人的には満足なクライミングが出来ました。後1本、狙った課題が落とせていれば決勝に進出出来たので、悔しい気持ちも大きいですが、決勝でのクライミングを観ていたら1本落とせたかどうか、という差ではとてもなかったのでまだまだ実力不足だな、という感じです。

さて、今年は仲間内では決勝進出者はいませんでしたが、この応援もコンペの醍醐味!
あとは全力で応援です!決勝に進出するとアイソレーションルームに入れられてしまって応援出来ないので、これはこれで楽しいんだもんね!

エントリーはなんと総勢13名も決勝に進出してしまったため、トライ時間を大幅に短くしての決勝進行でした。みんな強すぎますよ!

ミドルではいつもライバル視しているゆーきが決勝に進出!短いリーチを駆使して登っていく様はいつも興奮します。これから先の伸び代を考えるともう勝てる日は来ないかもしれないけれど、まだまだ頑張りますよ!

ランナウトコンペの何よりの楽しみはコンペに出場したみんなで行われる打ち上げ。リードエリア内に料理が設置されてビールサーバーまで用意されての大宴会。予選や決勝で戦った仲間との打ち上げは凄く盛り上がりますよね。

このコンペは2週間ぐらいかけて調整を行い、体重的にもベストまでもっていけたコンペでした。ギリギリ決勝に出られるかどうか、という僕と比べてミドルの決勝進出者は全員余力を残しての進出、この大きな差を言い訳なしで感じられたことは大きいです。

あと、前半戦は全く力を出すことが出来ず、アップと思ってセーブして登っていたよりもさらに力が出ない感じで焦りました。自分で思っている以上にMAXまで持っていくのに時間がかかるようになっているので、アップの量はこれから要調整ですね。

改善すべき点
・アップの仕方
 - もっとしっかり時間を取る(前半はアップと割り切る)
・最初の数本の緊張の緩和
 - 失敗を恐れずのびのびと動く(登る時間は充分あるので並び直せば良い)
・(ランナウト限定でいえば)簡単なものではなく難しい課題からトライする
 - 簡単な課題はアップ以外の目的で登る意味はあまりない。ポイントが稼げる難しい課題こそ大事

良かった点
・前2日レストしたことで指、体が元気だった
 - これは逆にアップがじっくり必要になることも意味する
・体重管理がしっかり出来た。
・登っている途中に栄養不足を感じることが無かった。

来年こそは決勝目指して頑張ります!

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