PUMP2 メモ 伊東スクール

更に先へ進むための準備

6月1日にジャパンカップが終わりました。
残念ながら準決勝に進出することは出来ず、コンペシーズンも一区切り、ほどなく梅雨に入って外のシーズンも終了。
自分のMAXに挑戦することにも少し疲れが出てきて、トレーニングも持久的に簡単なのを沢山登るところから再スタートかなー、なんて考えいたんですが、甘かった。甘すぎた。

ワールドカップに出場しようと思ったら、
6/1-2でジャパンカップ終了
その後のワールドカップが
7/19-22 Briançon
8/9-10 Imst
9/20-21 Puurs
9/27-29 Perm
10/11-12 Mokpo
10/19-20 Wujiang
11/1-2 Valence
11/16-17 Kranj
というスケジュールで戦っていくわけです。

もうここまで全く見えてなかった。そりゃ勝てませんよ。ジャパンカップ目指しちゃってたんだもの。
というわけで目が覚めたのでもう一声自分の限界を押し上げていくためのトライを続けたいと思います。

ジャパンカップが終わってどれぐらい不抜けていたか、という話がいくつか

腑抜けストーリーその1
「伊東スクールに寝坊して遅刻」

スクールに登場して即秀さんの「あんまり腑抜けてちゃだめですよ!」で心を抉られ、
焦ってアップをするものの、起きて1時間程度で頭も体も起きてくるわけもなく、心ばかりが焦ってしまい振り払うように飛び出した終了点取りに失敗。
体が横に回転しながらマットに片足で立ってしまい、そのまま足首を捻挫。

集中していない時にボルダーで無理をしてはいけません。あと、フォール時に無理に立とうとすると思わぬ怪我をする場合がありますので転がってしまった方がいい場合があります。(お尻から落ちても手を着くと手首を捻挫する危険があるので手をついてはいけません。転がっちゃいましょう。)

腑抜けストーリーその2
「生まれ変わったほうが良い」

失意のままに仕事に逃げて(痛くて登れなかったのもあるけど)、約2週間ぶりのパン2、約2週間ぶりのリード。
ルートセット直後にはOSトライで終了点タッチした12dにトライしたところ、某氏に「生まれ変わったほうが良い」と言われるほどの惨状。
自分でもひどいとは思っていたけれど、そんなに!?

つい色々言い訳をして逃げ出したくなる。
ただ、ここで足の怪我を言い訳にしたり簡単なルートに逃げ込んだら終わる、と思い集中して再度トライ。
コンペの時のように集中力を高めるべく頭の中でルートを再生する。
なんとこれが上手く出来ない。ルートの手順を再生していたはずなのにいつの間にか他の事を考えていたりする。
なんということでしょう。

何度もつっかえながらもルートをスムーズに再生出来るまでに頭をクライミングに持っていく。
そこからの2本目は調子がいいとはいえないものの、1本目とは比べ物にならない良い登り。

腑抜けストーリーその3
「フォールが怖い」

なんとなく調子が上に向いてきてはいるのですが、思い切りの良い登りをすることが出来ない。
クリップするのがきつくて少し上に抜けてはクリップしていないのが怖くなってヌンチャクを掴んだり。
・クリップ出来ないなら突っ込まない。
・安全だと確信してつっこんだならホールドやヌンチャクに逃げない。
次のポイントはこれですかね。

というわけでようやく13aにトライしていてRPを現実的に感じることが出来るようになって来ました。
先週末にきたむーに1から10まで教わって今まで触っていなかったオレンジ13aにトライ。
かなり各駅停車だったものの各ムーブもホールドもそれほどきつい感じは受けずにTO。
火曜日におっかなびっくりトライしたら結構つなげることが出来て、きついながらも進展アリ。
黒13aもOSトライで1回出して以来のトライをしたところ随分ましな感触。

限界きつくなってからの数手こそが本質。そこでテンションしちゃったり逃げちゃったらせっかくのそこまでの登りが無駄になっちゃう。
僕の心はワールドカップを戦うだけの準備ができていなかったけれど、

「ここから先数ヶ月限界を押し上げていけるような練習をしてきた」 by 伊東秀和

体にはしっかりその準備が出来ているそうです。頑張るぞ!

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