2015夏 八ヶ岳山行 - 3日目 赤岳&阿弥陀岳登頂と下山
2016/07/01
いよいよ最終日。2日目あまりに疲れすぎて携行食つまんだだけで倒れこむように寝てしまったので夜中にお腹が減って何度も目を覚ました。その度携行食つまみつつ降るような星空を堪能。綺麗な星空はいつまで見てても飽きることが無いですねー。生きてる間に手軽に現実的な値段で宇宙旅行出来るようにならないかな。
この日は赤岳で朝日を眺めて早めに下っちゃいましょう!ということで3時過ぎに起きて腹ごしらえしてスタート。前日あれだけ歩いて疲れきったので足のダメージとかヤバイいんじゃないかと思ってたんですが意外とそれほど疲れもなく快適。荷物が軽かったお陰でしょう。そんなわけでこの日も足取り軽くるんるんでスタートです!
コースタイム
8/9
赤岳鉱泉(4:00) - 行者小屋(4:30) - 赤岳頂上(6:00) - 阿弥陀岳頂上(7:50) - 行者小屋(9:30) - 赤岳鉱泉(11:00) - 赤岳鉱泉(12:00) - 八ヶ岳山荘(14:00)
赤岳鉱泉を出発してまずは行者小屋へ。なんとなく八ヶ岳登るなら赤岳鉱泉でテン泊!っていう思い込みがあって行者小屋って全然意識してなかったんですが、こちらの方がみっちりテントが張られていて結構混んでました。主峰の赤岳に登るならこっちからのほうが近いし一般には行者小屋の方がメジャーっぽいですね。
行者小屋を越えてしばらく歩くと頭上を遮る木々が無くなり日の出とともに変化していく美しい空を登りながら堪能することが出来る。後ろを振り返れば遥か彼方雲海の向こうに見えるアルプス。稜線に目を向ければ漏れだす朝日、空と地面のクッキリとした境界線。少し登ってはその都度立ち止まって辺りを見回す。ほとんど高度の変化も無く、見えている景色は後で写真で見返すとほとんど同じなのに、毎回全く違った風景を眺めているかのような気持ちになってつい写真を撮ってしまう。
綺麗に整備された登山道。誇らしげにマムートのプレートが輝く。150周年の時に整備されたものかな?
足を一歩踏み出す度にほんの少しだけ自分がいる場所が高くなっていく。ついに稜線に到着して尾根の向こう側に広がる景色を見ることが出来た。
一面に広がる雲海と日本の象徴富士山。雲海から浮きだしたあまりにクッキリとしたシルエットはなんだか不自然で、蜃気楼でも見ているような気持ちになる。
山頂付近にいいスポットをみつけてみんなで代わる代わる富士山と一緒に記念撮影。
雲海を眺めるととたんに高さを実感する。みんなでもっと高い山に登りに行きたいねー。
赤岳山頂を堪能した後は阿弥陀岳へ。これまた物凄く遠くにあるように見えるんだけど意外と2時間かからず阿弥陀岳の山頂に到着。阿弥陀岳への登山道はかなり急登でがれた岩場になっているので大きな荷物を持っている人は残置して空身になってから山頂への往復するのが良さそう。
阿弥陀岳に登頂した後は一気に行者小屋まで下って一休み。この下り道は景色が良くて楽しかった。そびえ立つ大同心と小同心は遠くから眺める限りとても人が登れるような場所には見えない。しかし、近づいてみると意外と手がかりもあるし1手ずつ登って行くことが出来る。人生にも当てはまりそうな話ですね。
下山前の腹ごしらえ!赤岳鉱泉は食事のメニューが超充実していて、手打ち麺のパスタが6種類ぐらいあったり、カレーもタヒチカレーやキーマカレーなど6種類ぐらいから選べたりととても山小屋とは思えないようなラインナップから選ぶ事ができる。値段も普通だし、味も最高だった。オススメです。
腹ごしらえと撤収が終わっていざ下山!黙々と歩いて下る。途中までは川沿いに下れて比較的楽しいのだけれど、整備された後半の道は本当に黙々、という感じ。北沢から降りるより行者小屋から南沢を通るほうが道としては楽しいだろうな。土曜合流のYさん達の車がやまのこ村まで来てくれていたので最後の下りは重い荷物を任せて空身で下山。
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