甲府幕岩 アフリカ象が好き12a を3便で
コンペの翌日は待ちに待った外岩!ということで天気は怪しいですが、気にせず小川山に前泊で向かいました。
コンペ直後に僕は飲みたいから運転よろ!というわがままなお願いを聞いてくれたリッキーありがとう。優勝したんだからいいよね。
向かっている途中で雨に降られたりして不安になりながらも向かった小川山でしたが、翌朝ついてみると周りに雲はあるもののいい天気!さて岩場の状況は、と不安になりながらも2峰に向かいます。
2峰にたどり着いて、ようやく乾いてきた部分があるよー、なんて先にいた方達に教えていただいていたらポツリ、ポツリ。あっという間に本降りに。
ジーザス、神は我らを見捨てたもうた。諦めきれず岩の前で雑談すること数分。全くやむ様子が無い上にやんだところで登れないと思うので諦めて下山。
不思議なことに全く降った形跡が無い駐車場。ビクターあたりなら登れるんじゃね!?と向かうと同じ考えの人が沢山。
リップと裏側は湿ってましたが、サブウェイぐらいなら遊べるようです。しかし、ここも程なく本降りに。
遠くに見える青空を諦めきれず、次に僕達が向かった先は信州峠を越えて瑞牆!しかし、信州峠は5メートル先の視界もおぼつかないほどの大豪雨。これ土砂崩れとか起きちゃってるんじゃないの・・・?
不安になりながらも無事に到着。当然びしょ濡れ。
それでも諦めきれない僕達は甲府幕岩へ向かう!
全員が初めての岩場で戸惑いながらも迷わず進んでいくと、あれ・・・、道濡れてないね・・・。
これ登れるんじゃね!?とテンションうなぎ登り。
途中の岩を触っては「乾いてる!乾いてるよ!」などと騒ぎつつ岩場へのアプローチを急ぐ。
初めて来たけれど道がはっきりしている上にアップダウンが少なく非常に楽でした。
到着すると各岩場に5〜10人ほどの人がおり、思い思いに乾いた場所を登っていました。
とりあえず4つあるエリアを全て回っていると、なんと山野井夫妻が!
初めて生でお会いしたのでつい「あ、山野井さん!」なんて声がでちゃいましたが非礼を詫びてスルー。
ただでさえ高いテンションがさらに鰻!
どのエリアもスパッと切れたような岩肌や岩峰が非常にかっこ良くてどのエリアで登るか非常に悩みましたが、知り合いがいてぬんちゃくも掛かっていたメルヘンランドで登る事に決定。
既にビクターでアップは済んでいたので早速ヌンチャクをお借りしてジューンブライド(5.11c)にトライ。
少し苦労した部分があるものの、フォールする雰囲気は無く安定してOS。高さもあって気持ち良かったです。
ただ、ルートの半分が5.7でアプローチという名の課題で完全にアプローチである点、核心部の直前までほぼノーハンドでレスト出来る点から三星に関してはちょっとハテナ。星ついてなくて良いルートはもっといっぱいあると思うけれど、どういう基準なんだろう。
すすむはついに独り立ちしてy46さんと一緒に森の唄(5.10a)にマスターでトライ。
独り立ちというか僕とリッキーは自分が登るのに夢中で放置してたとも言えるかな。でもそうやって自分で解決していくんだよね。上部はビチョビチョだったようですが、どうにかトップアウトして二人でトップロープ張ったりして数トライ。今思ったけど誰がトップロープ張ったんだろう。
下部の小さなホールドをつないでいく部分が難しいものの、上部はガバからガバへと気持よくカンテ沿いを登れるルート。所々ムーブに悩みつつも1便目はOS逃してしまったので慎重にムーブを探る。この瞬間がクライミングの一番楽しい時間の一つですよね。
1便目は下部がわからずに1ピン目でフォール。2便目もその部分の解決が甘くて2ピン目でフォール、したもののその上はつながった。
続けてジューンブライドを2便で片付けたリッキーがムーブ探り。
こんなのつまんだりして結構バランシー。
日が暮れ始めると同時に多少雨がぱらついて来て、不安になったりもしつつ難しいのは下部だけだから!と気合を入れて3便目。核心であるサイドカチを左手で取って、右手をアンダーから甘いピンチへ。止めた!
後は気合で乗り切ってRP。
初登のラインは最後のクリップ付近から右側へ抜けずにずーっとフェイスを登って12bだと100岩に書いてありました。たしかに、カンテの左側をずっと登った方がかっこいいし綺麗なので次は12bに挑戦したい。
ともあれ、12aを全部自分でムーブ出して3便という成果に大喜びして帰りによったガストで一人で2200円食べるという暴挙をかまして休日は終了。
今日登った課題
サブウェイ3Q
ジューンブライド 5.11c OS
アフリカ象が好き 5.12a RP