one boulderingに対して思うこと
(2015/1/25 追記 これは2012年、まだone boulderingが出来たばかりの時に書いた記事です。現状とは異なる点が多々有りますのでご了承ください。勘違いされる人は少ないとは思いますが、この記事にたまにアクセスがあるようなので念のため)
凄くモヤモヤするし、モヤモヤ自分の中にためたまま小出しにしていると良くないのでここに書いてすっきりしてしまう。
わりと文句ばっかり書いていて不愉快になる可能性があるので見たくない人はこれ以降見ないでください。
サイトについて。
http://onebouldering.jp/app/
このサイトのログイン後の構成について気になった点を上げている
- ログイン後に自分の情報が表示された画面に飛ばされる
毎回自分の情報を確認させる必要は無いはず。MY PAGEに飛ばすのではなく、ニュースを表示するほうが良いのではないか。また、画面に本名等の情報が「本人が意識しない捜査」で表示されるのはセキュリティ上も不安。
- competitionで表示される画面とentryで表示される画面が全く同じ。
さらに大会名がクリック出来るかどうかがわかりにくいため捜査を誤ったかのような印象を受ける。実際は進んでいくと違う事に気がつくんだけど、内容も雰囲気が似ているためきちんと見ないとわからない。
- 自分がどのタブを開いているのかわからない。
上の事にも関わると思うが自分がどこのタブを開いているのかわからないので内容が全く同じだともう何が何やらわからなくなってしまう。
- 突然飛ばされる別SNS
one boulderingというタブをクリックするとMySNSというわけのわからないページが表示されてさらにログインが求められる。当然one boulderingと同じデータで登録出来るのかとおもいきや、ログインできない。なにこれフィッシング?今MySNSにはone boulderingのログイン情報が送信されまくってると思いますよ。さらに、ログインに失敗したらone boulderingのメールアドレス宛に招待状が届く。(これの因果関係はもしかしたら無いかも)
- contactっていうタブを開くとお問い合わせというタブ無しのページに行ってしまう。
問い合わせするわけにもいかないから実験してないけど、これ問い合わせしたら元のページに戻れるんですよね・・・?っていうかメールアドレスで登録していてその情報持っているはずなんだから、入力させずに使って下さい。
仕組みについて
http://onebouldering.jp/about_one/
ルールについては上記サイトを参照した。
one boulderingのサイトにログインしてしまうとone boulderingの仕組みについて説明しているページを発見することが出来なかった。
ログアウトするとログインフォームの近くに「about one」というリンクがあってそこをクリックすると説明ページに遷移する。(僕が発見出来なかっただけか?)
っていうか今あらためてこのページ見たら、前半はone boulderingの説明なのに途中から突然平山さんが平山さんの言葉(?)で思いを語るページになってるんですね。結局divisionシステムに関しての詳しい説明は殆ど無いんだなー。
ONE boulderingオフィシャル大会(現在TNFCのみ)の結果で選手はクラス(レベル)が決まり、 選手が出場できるDivision (クラス)決定致します。同時に各クラスごとのライセンスカードが 支給されます。
実際どのような基準でdivisionが決定されるのかの基準を提示して欲しい。結果によって上のクラスになることもあれば下がることもあるんだろうか?また、参加した後にdivisionが決まるような書き方だけど、今回は初めてだから各選手の意思で参加divisionは決定するけど、大会参加後に渡されるライセンスカードがそのdivisionのものとは限らないってことかな?division3の上位入賞者とdivision2の下位の人は明らかにdivision3の人の方が強いよね。
U-8(小学2年以下)、U-10(小学3・4年)、U-12(小学5・6年)
Women‘s Division 1(2級以上の女性)、Women’s Division 2(3級以下の女性)、
Women‘s Division 3(5級以下の女性)
Division 1(2段以上の男性)、Division 2(初段以下の男性)、Division 3(2級以下の男性)
Division 4(4級以下の男性)
このグレードを新規出場の方は参考にしてくれ、と書いてあるけれど、登れたグレードの中で最も高いグレードがこれに相当するのか、1撃出来るグレードがこれに相当するのか、それとも1日あれば登れるだろうグレードがこれに相当するのか、なんらかの基準を示して欲しい。
そういう意味ではランナウトの参加レベル規定に記載のあるCG、MGの明記は誰にでもわかりやすくてとても良いと思う。
ONE boulderingに加盟している大会の結果でライセンスカードにポイントが加算され、
ポイント数によってランキングがつきます。
どのようなポイントが加算されるのか明示して欲しい。まだ大会やってないからdivision分けの基準を明確にするのは難しくても、ポイントの加算方式は大会やる前に決まってないとまずいよね。
平山さんの言葉
さっきのページの後半に「ボルダリングコンペの魅力 過去~現在」「ランキングシステム~未来そして夢~」「ONE bouldering」として思いが語られている(僕の想像なので間違っているかもしれない)。そしてこの内容は非常に共感が持てるしこうした思いを実現するための手伝いをしたいと強く思う。ノースフェイスという世界的に有名な企業の力と平山ユージさんという最強のシンボルがあればきっと実現可能だろう。
The NORTH FACE CUP2013(以下tnfc)について思うこと
- 賞品を明示して欲しい
各クラスで優勝したら何がもらえるのか教えて欲しい。対価が受け取れると思うからこそ参加費を払うわけで、平均的なコンペ参加費用からさらに倍の値段を提示して、価値があるかどうかはあなたの心に聞いて下さいというのはいかがなものか。また、費用が上がるにつれて楽しかったという思い出の価格です、というような曖昧な対価では納得が行かない。
去年の話になってしまうが、本戦準決勝から突然参戦したダニエルウッズが優勝し、賞金を渡されている姿は賞賛というよりも引いてしまった。
- クラス分けに記載されているグレードがどういうグレードなのか決めて欲しい
これは既に上で書いたが、さらに踏み込むと、開催地のジムの基準でどのグレードなのかを書いて欲しい。
北海道 3Q = 仙台 3Q = 東京 1Q = 。。。 とか。(これは適当に書いてますよ)
- 本戦からの招待選手を予め教えて欲しい
これは昨年の結果を受けての感想だが、オープンクラス(今のdivision1)の本戦準決勝から突然招待選手らが参戦(daniel woodsら世界で知られるような結果を出している選手達)し、本戦予選通過者が全く残れない(誰か残った?)という結果となった。僕はこれを見て凄さを感じるというよりも悲しい気持ちになった。日々努力して強くなって、有名な大会の本戦に出場して、予選を突破したら突然招待された選手が現れて決勝進出していく。
クライミングのコンペはお祭りの要素が強いと思う。特に草コンペとしてジムが主催するような大会では特に賞品の価値にはこだわらず、日々の成果を競い、難しい課題に皆でトライしてお互いに応援して盛り上がっている。そんな中で突然招待された世界でも活躍する強い選手達が登場し、成果を出し、賞品を手に入れる。僕は楽しいと感じない。強くて当たり前なのだ。勝って当たり前なのだ。そうしたワールドクラスの選手達の登りを見たいという思いはある。想像もつかないような強さを感じたいという思いもある。けれど、突然現れた強い人に自分達と同じように努力し、予選を勝ち抜いていった人たちが踏みつけられるのはあまり楽しくない。
スポーツなんだから当たり前だという意見もあるだろうが、そこはきちんとレベルの差を考えて欲しい。彼らはオープンなんてグレードで戦う人々ではなく、世界で戦う人々なのだから。
- 準決勝進出人数、決勝進出人数を教えて欲しい
本戦予選への進出人数は6人と明記されているが、本戦の準決勝、決勝への進出人数は何人なのか決めておいて欲しい。また、その人数に各グレードで大きな開きが無いようにして欲しい。division1の決勝は全部で10人います、division2以下は3人です、ではあまりに差があるというものではないだろうか。
- 各カテゴリに当価値のクオリティを提供して欲しい
上述の進出人数とも大きく関わるが、強い人は多くの人が見られるようにたくさん登ってください。特別扱いもします。弱い人達はさっさと終わって時間作って下さい。というのは良くないなー、と思う。もちろん、強い人達の方が見たい人は多いだろうし、魅力的なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。でも、ある程度提供されるクオリティは一緒であるべきだと思うのだ。例えば課題の数が違うとか、登れる時間が違うとか。
- エントリー費が高すぎる
世の中の大抵のコンペは4000円程度だ。そこを倍の8400円払うからにはそれだけのクオリティを提供して欲しいと思う。全員ごちゃまぜのセッションで1時間だけしか登れないのに8400円払いたいと思う人は少ないだろう。例えばジャパンカップボルダリングの参加費用はほぼ同じ価格だし、ベルトコンベア方式で課題も5個しかないが、僕だけが登る時間、僕だけが登る壁、その時しか登れない課題とそれに見合う価値が提供されていると思うから参加したいと思う。でも、例えば10課題5つの壁に40人が参加して80分、課題はあとでジムに来れば登れます。とかだったらどうだろう?おそらく課題にトライ出来る回数は20回に満たないだろう。それに対して8400円を払う気には僕はならない。
書いていて思ったけれど、結局スポーツとしての要素とショービジネス的な要素が入り混じってるからおかしいのだろうな。
ワールドクラスの人たちの登りが見られるから費用を払って見に行く、わけではなく、選手として勝ち上がりたいから"参加"費用を払っているのだ。