第19回 クライミングコンペオール神奈川2013
5/12
昨年に引き続き2度目のオール神奈川に参加してきました。すっかり忘れていたのですが、昨年は一般の部で3位だったみたいです。昨年の記事での宣言通り今年はエキスパートで参加して決勝目指して頑張って来ました、が、結論から言うと予選で敗退しました。また、去年の記事を読む限りで今頃は5.13aをOSしているぐらいのつもりだったみたいですが、その点も去年の僕ごめんなさい。まだそのレベルには達してません。(昨年の記事)
土曜日の天気が非常に悪かったため、開催されないのではないかと不安になりましたが、無事に開催され、日曜日の天気も上々でした。なんと最高に天気が悪かった土曜日にもキッズ・ユースの大会が中止にはならず開催されたそうです。関係者の方々の苦労ももちろんですが、出場した選手のメンタルストレスも非常に大きかったのではないかと思います。お疲れ様でした。
予選の登り
スタート直後からどのホールドも全く安心することが出来ずにガタガタとした登りをし続けてしまい、頭の中で作っていたムーブも全て吹っ飛んでしまって全部現場で確認をしながらの登りになってしまった。結果的に核心部までたどり着いて団子ポイントまっただ中に収まったが、そこまでに何箇所か落ちていてもおかしくなかった、というか半ば諦めたような場所があった。あまりにひどすぎて何を反省して良いのか、悔しさも湧いてこないほどだったけど、きちんと反省しておこうと思う。
反省点
1. ホールドしか見えてなかった。
オール神奈川が開催される神奈川県立山岳スポーツセンターの壁はパターン壁でホールドは無いけれど足が使えたり手で持てたりする場所がたくさんある。オブザべの時点ではもちろん、登りながらもパターン壁を全く上手く使うことが出来ず、踏むべき足を踏めず、持つべき手を持てず、散々悩んでそこを使う、といった感じになってしまった。ホールドと同じように使えなくてはいけない。というかパターン壁の場合は少し頭を切り替える必要がある。(今後どんどん廃れていく気がするけど、今はまだ各地の山岳連盟の壁はパターン壁が主流だ)
2. 登りの流れが頭の中で作れていなかった。
まず、オブザべが下部をすっとばして中間部からしか入っていなかった。中間部以降は傾斜が強くなるためパターンを使うことはほとんど出来ず、ホールドを使っての登りになる。そこは覚えやすいのだから、パターンを使わなければいけない下部に集中するべきだった。また、パターンを使うことはわかりきっていたのだから手よりも足をどこに置くかを見ることが大事だ。
3. 自分の順番が回ってくるまでの時間を読み違えた
登りにはそれほど影響なかったと思うけれど、思っていたよりも早く順番が来たので少し焦った。
4. 核心部で楽なムーブを選択出来なかった
完登した選手達は全て現場で処理して最大傾斜部分であるホールドを使わずに登っていた。設定が全て正しくて付いているホールドは全て使うのではなく、そうした可能性も常に考慮してオブザべをしなければならない。
5. 良いホールドだと期待した
見た目は悪そうだけど、実は持ちやすかったりするんだろうな、と甘い見積もりでトライしてしまった。実際に持ちやすかったのはスタートの1個だけ。後は全てバランスが悪かったり小さかったりで思っていた以上に持ちにくかった。見積もりとの落差で必要以上に悪く感じてしまい、自分で自分を追い詰めてしまった。悪く予想しすぎることも的確なムーブができなくなるためしてはいけないことだが、良く予想しすぎることはもっとしては行けないように思う。悪く見積もっていてよかったなら修正しやすそうだ。
6. 崩れたメンタルを立て直せなかった
上の見積もりの甘さでスタート直後で崩れてしまったメンタルを登りの途中で全く回復させることが出来なかった。ずーっとテンパったまま登って、自分では一息いれたりしていたつもりだったが全く回復出来ずに落ちるまで行ってしまった。何か立て直す用意をしておいた方がいいかもしれない。
というわけで今年は惨敗でした。来年は決勝に出られるように頑張ります!
東京カップがパターン壁じゃなくて本当によかった!!
小さなことですが、グーグルで「オール神奈川」と検索するとしっかり公式サイトが検索上位に反映されるのは非常に大事なことだと思います。webでのエントリーフォームが用意されていることといい、神奈川県山岳連盟頑張ってますね。そっち方面の理解が深い方がいらっしゃるのでしょうか?他県でそうした要望ありましたら開発承りますよ、と(笑
スポンサー面でもオール神奈川は結構色々なところがスポンサーになってくださっているようで、大会の名前になっているラ・スポルティバ の他にもカモシカスポーツ、石井スポーツの旗がウォールの周囲にかかってました。東京カップは特にそうした旗を見かけなかった気がしますが、そこらへんも山岳連盟の性格がでてるんでしょうかね?