boulder competition スポーツクライミング東京選手権大会 マーブー

第5回 スポーツクライミング東京選手権大会 ボルダリング

4月21日に開催されたスポーツクライミング東京選手権大会 ボルダリングに出場してきました。昨年まで明治大学いずみキャンパス内の壁で大会が行われていたのですが、今年はマーブーでの開催でした。明治大学は家からかなり近くて参加がらくちんだったのですが、マーブーは結構遠くて大変(笑

また、予選の方式が昨年からベルトコンベアではなく、コンテスト方式に変更となっています。

とりあえず僕の結果は見ての通り最下位でした。

自分の登りとしては
1. みんなが1撃するやつはめちゃ不安だったけど1撃できて一安心。
2. コーディネーションは最初全く出来なかったものの、周りの登りを見て学んで最終トライでゴールタッチまでこぎつけられたのは良かった。
3. いいところまで登れる課題があと2本あったのですがどちらも押しきれず。練習不足感が否めません。
4. わりと動きが単純でがっつりパワー系の課題は全然刃が立たず、こちらも要反省。
5. もう予選終わった直後で体バッキバキでクタクタ。やはりこのレベルで集中して登る時間を1時間でいいから週に一度は作りたい。

という感じでした。
コテンパンではあったのですが、全く歯が立たなかったわけではなく、自分の成長も感じられる登りでした。

いつまで大会出るわけ?成績も悪いのに。っていう心の声がたまに聞こえるのですが、
はっはー、そんな悩みとは昨年お別れしたんだな!

僕はコンペが好きなので成績と関係なくコンペには出たいし、1つでも上を目指して頑張るのが楽しいのです。
というわけでまだまだ頑張ります。

とりあえず来年は決勝進出するぞ!

でここから先は大会についての話。
ちょっと今回残念な事がいくつかありました。

この大会は少なくとも東京都の山岳連盟が公式に行っていて、国体の東京都代表を決めるためのとても大事な大会のはずです。
ジムが主催する商業的な大会でもなく、仲間内だけで行うお祭りコンペでもなく、国や都道府県に認められた競技団体が主催する最小単位の公式戦のはずです。

この大会は小さくとも、ジャパンカップに出場するための予選(今はジャパンツアーと呼ばれていますね)だったり、日本代表を選考するためのジャパンカップ、ユース選手権、さらにその先のワールドカップと同じく由緒正しき「公式戦」であるはずです。

過度に堅苦しいのは僕も好きではないですが、やはりきちんとするところはきちんとしてほしいと思い気がついた事を書きます。
以下、少年・成年男子の時の話です。他のカテゴリではもしかしたら異なっていた可能性もあります。(あまり変わらないんじゃないかと思っています)

1. 予選開始前のルール説明が雑
 「マーブーのボテのルール知らない人いる?」と自己申告させるのではなくて、予選のルールは一通りすべての人に説明されるべきです。
 しかも、1ジムの中でしか通用していないルールがさも当たり前の事であるかのように「知らない人いないよね!?」なんて言われても困ります。

 僕は”大人”なので知らない事はきちんと知らないと言えるし、なんとなく雰囲気でルールも把握出来ますが、中学生どころか小学生から参加している大会です。全員に同じ情報を公式サイドから機械的に提示してほしいです。

2. 一切のアナウンス無く開始する予選。
 上記のルール説明からしばらく経ったあと、唐突にプー、という音がなって壁上部に設置されている時計がカウントダウンをはじめました。選手たちは「え?今始まったの?」と混乱していました。あまりにも不親切が過ぎます。
 開始時間決まってたんだから当然わかってるはずでしょ?という話もあるかと思いますが、予選の開始時刻などは事前に告知されていた時間からは変更になっていましたし(その事も放送などではなく場内に張り出されたタイムスケジュール表で確認しました)、また場内に時計も無く(僕が発見出来なかっただけ?)、それで皆把握していて当たり前というのは乱暴だと思います。
 せめて音がなった直後に予選開始というアナウンスがあったり、また下で記載しますが、列の整理が行われていればまた違った状況だったと思います。

3. どこに並ぶのか大混乱。
 マーブーの構造ご存知の方は想像がつくと思いますが、壁が湾曲しているので場内には課題間が非常に近い場所が多かったです。特に6課題中4課題がほぼ同じあたりに列を作らざるをえない構造になっていたためそのあたりは誰がどの課題に対して並んでいるのか大混乱でした。
 自分がお願いをしてからはある程度列の誘導が行われ始めましたが、移動した先で定点カメラに干渉するからそこには並ばないでくれと言われたり、運営側も列を作る準備が全く無かった様子で混乱していました。

 これは他の2つと比べてもちょっとひどい話で、少年・成年男子グループはその日最後に行われた予選だったのですがそこまでずーっとこの調子で選手たちが混乱しながらもなんとか列を作って登っていたのかと思うと信じられないような思いです。(もしかして他のカテゴリはきちんと列の誘導されていたのでしょうか)

4. 予選競技中にインパクト音が鳴り響く
 予選の後半、もう残り時間も少なくなってきた頃でしょうか。唐突にインパクトの音が鳴り響きました。テクニカルインシデントがあった(ホールドが取れたり動いたりした)などの話は一切場内アナウンスされていなかったと思うのでなんのための作業だったのか僕にはわかりませんでしたが、何度も言いますが、公式の大会で、しかも選手が登っている最中にそうした作業を始めてしまうというのはちょっと・・・

もう少し、出場するすべての選手が競技に集中しやすいように運営側からサポートしてほしいなーと思った次第でした。

上述した通り、僕はコンペそのものが好きです。
大会そのものの開催に関してはとても感謝していますし、そこにかかる労力も知っているつもりです。
それだけに今回の大会で起きた事は非常に残念でした。
こんな世界の片隅で書いても仕方がないのでちゃんと意見として報告しようかな。

また、これはコンペってそういうものでしょ!と言われてしまうとそれまでなんですが、
ジュニアの課題ちょっと辛すぎるように感じます。

出場した選手のうち
ジュニア女子
総勢19人のうち1完登13名、2完登が2名、3完登が3名、4完登が1名
ジュニア男子
総勢20名のうち0完登1名、1完登5名、2完登5名と半分以上が2完登以下、3完登4名、4完登1名、5完登2名、6完登2名
男子はまだましなんですが、女子は半分以上が1課題しか完登出来ていない状況。

もうちょっと完登させてあげてもいいように思います。

珍しく愚痴っぽいブログになってしまってすみません。

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