2014 competition sport 日本選手権 東久留米スポーツセンター
2014 Japan Climbing Championship MAMMUT CUP クライミング日本選手権 マムートカップ
年明け早々の2014年1月4,5日で行われた「2014 クライミング日本選手権 マムートカップ」に参戦してきました。
結果から言うと予選出場枠26人に対して29位/40人と予選敗退してしまいました。
最終成績はコチラ http://freeclimb.jp/compe/temp_result/jcs/g_r_jcs14_m.htm
* コンペの詳細はコチラのJFA公式ページにて(時間が開いた場合はリンク先が無くなるかもしれません)
ここ半年間日本選手権での準決勝進出を目標として精進してきました。
一部やりきれない部分もありましたが、半年間トレーニングして成長してきたものをぶつけることが出来たと思います。
コンペ中に予選ルートの事とかわりとなりふり構わず色々な人を捕まえては質問させていただきありがとうございました。おかげでしっかりと力を発揮することが出来たと思います。
優勝された松島さん、田嶋さん、おめでとうございます。
ワールドカップ出場の権利を手に入れたみなさん、おめでとうございます。
忙しい時期に大会開催のため、盛り上げるために尽力してくださった多くの方々、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
さて、大人な話はさておいて、とても悔しいです。あの1手が止められれば、あそこでもっと振り絞ることができれば、と考えてしまう。でも、強い人はそこできちんと振り絞って行くし、1手止めて進んでいく。クライミングは言い訳が沢山あるからどうしてもシンプルな事実から目をそらしがちですが、僕がただ弱いだけ。もっと精進します。
・前準備
クライミングに関して
年末に2発の秀スク合宿、長期レスト(3日レストするなんてかなり珍しい事)、ウォームアップからの本番。
とても良い流れでコンペに持って行くことが出来た。
コンペ前日のアップではボルダーだけのつもりがあまり集中することが出来ず、思い切って11前半ぐらいのリードでアップ、最後に13dの1クリップ目までを集中してトライした所バキッとスイッチを入れることが出来てとても良かったです。
ボルダリングではどうしてもあちらこちらに目が向いてしまったり、楽しい事を優先してしまいがちで集中するまでに時間がかかるのですが、リードで登ろうと思うとすっと気持ちを集中した状態に持って行くことが出来るみたいです。ボルダーコンペの前日とかにも使えそう。
体重に関して
目標としていたところまで全く落とすことが出来ませんでした。それどころか増えないようにすることで精一杯。
お正月のレスト期間は風邪をひかない事、キャンプインのダメージを抜くことを再優先にほどほどにきちんと食事をして、直前の3日でサウナとランニングでがっつり落として59kg台へ。一応登りの調子も良かったので一安心ですが紙一重ですね。
話がそれますが、僕は意思がとても弱いのでその弱い意思に負けないような環境作りをすることが何よりも大切で、クライミングを強くなるために伊東スクールに入ったり、とてもモチベーションの高いパートナーを探したりしています。体重を減らしていくために「トレーニングの質を落とさないこと」「出来るだけ必要な部分の筋肉を落とさないこと」の2点を気にしながら168cm61kg体脂肪率約9%の僕が54kgまで落としていくにはどうしたらいいのかが分からない、やろうとしていることがあっているのか確信が得られない、結果途中で悩んでしまって上手く出来ない。
そこで、体重の管理をどうにか人にお願いしたいと思っても、ダイエットのパーソナルトレーナーとかは物凄く高くて手が出せないし、プロボクサー等の体重を厳密に管理する必要がある競技(レスリングとか)でそうした部分をサポートする人をどうやって探していいのかわからないし、結局たまにネットで検索しては断念して自己流、上手く出来ない、というループだったのです。今年はもうそこにお金をかけてやっていこうと思います。まずは自分の指に見合った体を作ること。
・コンペ中
今年はコーチの秀さんが予選からサポートに入ってくれていたのでいつもは自分で考えなければならないことをある程度放棄することが出来、非常に良い状態でルートを登ることだけに集中することが出来た。そういう意味では全力を出すことが出来たと言って良いと思う。
僕は今回の予選のルートを見た時に3箇所の核心(団子になるポイント)があると考えた。予選のリザルトからもその予想は正しかった。そして、コンペで勝ち上がるためには団子になるポイントから1手でも上に抜け出ることがとても大切で、その1手があるかどうかで大きく順位が変わってしまう。
その3個の団子のうち、準決勝に進出するためには2個目までは最低でも到達、そこから1手出せるかどうかが大きく関わっていた。今の僕には2個めの団子を突破する力が足りなかった。
また、今回気がついたとても大事な事として、1本の順位がとても良ければ2本目の成績がとても悪くても準決勝に進出出来る、ということだ。例えばルート1が上位から2番めの集団(完登ギリギリでフォール)、ルート2が最下位の沼尻君は22位で予選を通過している。自分は今まで「2本のルートで両方共良い成績を出す」という意識を持っていたが実は「1本をほんとの本気で登って良い所まで行く」ことがとても大事だ。
つまり、1本目を登る時に2本目の事を考えて登る余力を残して置かなければいけない、というわけではなく1本目を本当に全力で登り切って、もし失敗しても挽回することが出来る、というわけだ。(ジャパンカップ等の予選が1本しかないコンペではこんな考え方は出来ないけれど)
・総評
2013年の日本選手権では45人中38位、ルートBは1つ目の核心でフォール、ルートAは完登必須だったのに数手前でフォール。
2014年は40人中29位、ルート1,2共に自分の中では第2核心まで到達してフォールとゆっくりとではありますが確実に成長していることが確認出来ました。
これまでは準決勝に進出することが目標だと思っていましたが、改めて「2014年ジャパンカップでの優勝、そしてWCLへの参戦」を目指してここからまた半年頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
僕の動画
予選1本目
予選2本目
日本選手権で撮影した動画リスト
予選
きたむー、サッコ、ヒロ
準決勝
サッコ
決勝
暁人さん、トモア、あやちゃん
This is movies of 2014 Climbing Japan Champion Ship MAMMUT CUP!
It's in 4,5 January.
Qualifications men : Keisuke Kitamura, HirokiOhta
Qualifications women : Sakiko Osawa
Semi-Finals women : Sakiko Osawa
Finals men : Akito Matsushima, 楢崎智亜
Finals women : Aya Onoe