久しぶりの雪山 木曽駒ヶ岳登山
2016/07/01
12/13
約1年半ぶりに雪と戯れられる山に登りに行きました。前回の安達太良山でも一緒だったKさんと新たに加わったYさん。同好の士が増えるというのはとても嬉しい!
1週間天気予報とにらめっこを続けて中止するかどうか迷いに迷った山行でしたがロープウェイの駅も近く敗退が容易、山が無理ならどっかでボルダーすればいいじゃない!ということで決行。一人だったらなんだかんだ理由つけてやめちゃってたかも。誰かと一緒に山に行く計画ってほとんど立てたことが無かったけれど、そのお陰で登れてよかった。
千畳敷のロープウェイの駅を一歩出て雪の世界に足を踏み入れてもなお登山道に突入するかどうか悩みましたが木曽駒ヶ岳のピークを目指すことに。結果としてはピークを踏むことが出来ず敗退です。敗退したけれどこの状況で9時半頃出発、14時半戻りの5時間行動し続けられてとても楽しかった。
今回の山行に自分が求めていた事は「とにかく雪と戯れたい!」だったので要望的には120%満たされました。また、今まで悪天候で視界が無い状況での登山は苦行でしかないでしょ!と思っていたのですが、視界がゼロで何も見えなくても山登りってこんなにも楽しいのか、という事がわかったのは新たな発見。
今まさに一歩間違えたら死んでた!みたいなアクション映画的な状況こそありませんでしたが常に視界がほとんど無いため自分のいる位置がきちんと把握出来ておらず、稜線で進む方向を間違えたり下山時に降り過ぎてしまったりと修正出来なかったら遭難していただろうポイントが2回ありました。ホワイトアウトの怖さを舐めてたなー。ともあれ最高に楽しい山行でした!この冬の間にもう一回ぐらい雪山に入ろう!
東京を出発して3時間半で駒ヶ根ICに到着出来たので思っていたより近かった。これは恵那ボルダー日帰りもありだなーなんて思ったり。
行程
12/12
東京発
就寝
12/13
8:15 菅の台駅バスセンター駅(路線バス)
8:45 しらび平駅(路線バス)
9:05 しらび平駅(ロープウェイ)
9:12 千畳敷駅(ロープウェイ)2612m
謎の石碑
謎の社
14:55 千畳敷駅(ロープウェイ)2612m
15:10 しらび平駅(ロープウェイ)
15:40 しらび平駅(路線バス)
16:00 こぶしの湯
20:00 レンタカー返却
後は写真ベースで行程報告。もう全く代わり映えのしない写真が続きますが、興味のある方は是非御覧ください(笑
駐車場すぐ脇の売店でロープウェイ駅までのバスとロープウェイの往復チケットを購入
バスに乗って一路ロープウェイのしらび平駅へ。登山客は意外なほど少なく、ホテルや売店のスタッフさんのような方たちばかり。
しらび平駅を出発!なんとこのロープウェイを使うとしらび平駅(1662m)から一気に千畳敷駅(2612m)まで運んでくれます。偉大ですなー。千畳敷駅は日本最高所の駅だそうです。
(注 2014年12月25日現在、大雪による支柱倒壊のためロープウェイ復旧の見込みがたっていない状況だそうです。詳細はコチラの駒ケ岳ロープウェイのサイトを参照ください。
建物と外をつなぐ通路。アイゼンを装着していざ一面の銀世界へ!
いよいよ登山道へ。まずはカールに突入します。この時点でなお僕は行っちゃっていいのか凄く悩んでいたけれど、Kさんが力強く進んでいくのに勇気づけられて突入。(この後Kさんがバテバテになるとは・・・w
トラバースが終わっていよいよ稜線に向かって登ります!ピッケル装着!
ひたすら斜面をラッセル。シャリバテ?で調子が上がらないKさん。全くなんの写真かわからないと思うので説明すると、先行する僕が後ろ(斜面下の方)にいるKさんを撮影してます。
基本的に何も見えません。たまに風が少し弱まって周りの様子が把握出来ます。
ようやく傾斜が立ってきて雪が少なく少し歩きやすくなってきた?
雪にまみれることX時間、ようやく稜線!視界ゼロ!爽快感足りないわー(笑
ちょっと視界が良い状態でこれ。稜線上は時折強い風が吹いて体が持ってかれそうになる瞬間がありました。
それっぽいのがあったので記念撮影。でも思ってたやつと全然違ってたよ!
だんだん稜線歩きにも慣れてきた。進む方向を間違えたことに気がついて木曽駒ヶ岳方面に戻り中。
決めていたリミット時間になってしまったのでピークは諦めて下山。下りは滑り降りる感じですいすい。かと思いきや調子にのって下り過ぎました。