[climbing] 伊東スクール3の7
最近中野島に行くときはロープを持って電車に乗るのが面倒なのと、帰りが圧倒的に早いので車で向かっています。普段は世田谷通りをひたすら進んでいくのですが、教えてもらった246>川沿いの道というルートで向かう。246にでるのに少し渋滞っぽいのに捕まったけれど、信号が少なくてかなり快適。行きはどっちが早いか微妙な感じだったけど、帰りは早いのと道が太くて気楽でいい。
さて、今日はボルダーメインのMAXトレに加えて本気トライを1本でした。
いつもと違い、今回はいきなりTRでのアップからスタート。ストレッチは合間に各自やって行くという感じ。トップロープで5.9ぐらいを4本登った後、10cをリードしてアップ終了。詳しく聞きそこねてしまったけれど、この最初の30分が肝心なんです、と言っていた。確かにアップがうまく出来た日は一日調子が良いし、失敗するとエンジンがかかり始めたら既によれていた、なんてことも多い。
3Fに上がってボルダー。最初はキャンパスで。今日は出来ないような課題を作る事が目的だから登れなくて良いんです、という説明が。確かにそう言われてないと登れなくて凹んでしまいそう。僕は最初の2本は3トライぐらいで完登。他の方は手を調整したり、経由の手を設置したりして課題設定。
多分ボルダラーなら誰でもやっている事なんだろうけど、素早く引いて動くことが大切だと。
前回やった長物のようなトレーニングに加えて、このように瞬発系のトレーニングを行うことで効果を高めてボルダー力を強化する。そのことがルートでも発揮出来るようになる。
続いてチューブに移動。
チューブの右側に1本設定してもらうが、この3手目が止まらない。足を右の奥に置いて、左上のスローパーに飛び出すムーブ。そういう時はまずは地じゃんで左手が止まる感覚を練習する。それに振りが加わったのがこの1手。さらに雰囲気を出すために伊東さんにサポートしてもらいつつ(腰を押して勢いをつけてもらう)右のほうから地じゃんで1手出す。
少しでも振られが入ると手が甘くて止まらない。でも結局その部分は何度もトライして一度止めることが出来た。その後は後半の難易度調整をして1本課題完成。1手1手は止められるけど、それぞれ100%を超えそうな課題。これが楽に止まるようになったらめっちゃ強くなりそう。
続いてチューブの左端に1本、キャンパス?(パノラマ?)の長物がある場所に1本つくってもらった。
チューブの左端は120%、もう1つはMAX。さらに以前の長物の難易度を調整して少し難しいバージョンを教えてもらってボルダーは終了。伊東さんはこの難しいバージョンを今は3kgのウェイトつけてやっているらしい。
これらのMAX系の課題はきちんとインターバルを開けて集中してトライすることが大切。例えば5分とか。伊東さんなんかは15分ぐらい開けることもあるそうな。ただ、そうすると本数が足りなくなっちゃうから注意。ウェイトに関しては今はムーブが洗練されて身につけている、それを染みこませてる状態だからあんまり自重を変えてムーブの感覚を変えないほうが良いと言っていた。
今の僕のトレーニングフェーズはウェイトをつけるより今の自分の重さに対しての動きを覚えていくことが大事ってことですね。(でもジャケットタイプのウェイトは買おうと思った)
最後は各自本気トライを1本。
僕はボルダーで既に体が重かったのでツナミの12cにトライするのが怖かったけど、ジムは混みこみでもツナミはガラガラだったので心の準備をする間もなくトライ。秀さんにビレイしてもらう。しばらくは週に1回スクール時に秀さんビレイでトライという方向で。僕がビレイ怖いと思いながらトライするのもうまくいかないだろうし、ビレイヤーの人にも凄く負荷かかっちゃうだろうし。
出だしは体が少し重いような感覚がありながら出発したものの、各所のガバで休む事が出来てびっくり。最左にトラバースする最初の核心を意外と余裕を持って超えたかと思ったら、続く直上部分も途中でクリップするかどうか悩む事が出来るぐらいホールドを余裕で保持出来た。いつもは凄く遠く感じるこの5手がビックリするほど近く、秀さんの掛け声にも押されて余裕でクリップポイントへ。
続いてガバが続くツナミの角度が変わる直前。ガバでレストをいれつつクリップ。(途中楽しすぎてクリップを忘れそうになった)結局角度が変わる部分まで到達後の2手目(右手)が止まらずフォール。しっかりとレストして角度が緩くなっている面をトライ。どのホールドも驚くほど持ちやすくて、初トライ時はムーブが出来なかったパート(左手に少し薄いピンチを持ってデッド気味に右手をカチに飛ばす)もサクっと止めた。その後クロス気味に左手を寄せてくる部分で足を間違えて2度目のフォール。
しっかり手順を確認した後はさっくり完登。なんと2テン。俄然やる気が漲ってきました。この調子で行けば4月の第1週には登れるかもしれない。伊東さんからもかなり良い感じになってきましたねー、と褒められてますますテンションアップ。
事前にMAX系のボルダーをやって体も指も起きていたのが凄くいい効果を生んだ感じでした。次からも本気トライの時はボルダーで体を起こしてから行きたいな。特に、ボルダーでは手のひら全体で抑えるようなホールドばかりを使っていたのでカチで使う部分はまったくよれていなかったのが今回の成果に繋がっていると思う。
課題もいっぱいもらったし、中野島に通う日数を増やさないと間に合いませんね。