四国プチロックトリップday1（HG渓谷 ハイボルテージ）
2017年の年末は数日の自由時間をもらって久しぶりのボルダーツアーに行ってきました。
仕事納めた28日〜帰省に合流する31日までの約3日間！
奥様空様ありがとうございました。
今回の旅程
day1 HG渓谷 「ハイボルテージ 二段」
day2 愛媛某所 「積層の滴 二段」・「エンハンサー 1級」・「夢の通路 初段」
day3 徳島某所 「追憶 三段」・「星霜 初段」・「老衰 二段」・「ホフマンフェイス 二段」
day4 高知黒潮ボルダー 「松風 1級」
目的地は最近NIYODO LOVERという仁淀川周辺のトポが出たり、Beautiful sky Hibariという穴内川沿いのエリアのトポが出たりと盛り上がっている四国。
すっごい今更だけどbeautiful sky hibari って美空ひばりの事！？なんで？
と思ったらHibariエリアのある大豊町は美空ひばりさんと深い縁があるんですね！
数年前にTHE NORTH FACEのトップクライマー達（中嶋徹、野口啓代、楢崎智亜）による四国ロックトリップの動画が公開されたのも大きな話題になりました。
なんか四国盛り上がってる！！
僕はちょっと身の危険を感じるぐらいのでかい岩を登るのがとても好きで、短い期間でチャレンジするのにちょうどよいグレードでしかも岩がでかくてかっこよくて・・・と思っていたらあるじゃないですかいっぱい！
というわけで、今回は「ハイボルテージ 二段」・「積層の滴 二段」・「追憶 三段」の3本をお目当てに行ってきました。
どれも結構なハイボルダーで、ふらっと1人マットかかえて行ってチャレンジするのは正直厳しい。さらに、上記の3課題はいずれもトポが存在せず口伝でのみ伝わるいわゆる非公開エリア。
そこで愛媛のローカルクライマー、岩登研究所の所員であるgesu_oyaji氏に協力をお願いしたところパーフェクトなプランを用意してくださいました。協力をお願いというか、もう超適当にコレ登りたいんですよねーといったら仲間集めから段取りから何から何まで手配していただいて頭が上がりません。
本当にgesu_oyaji氏＆アンディーはじめ岩登研究所の皆様に感謝感謝の3日間でした。ありがとうございました！
day1
朝イチの便で愛媛入り！前日の忘年会からのコレが一番の核心だと思っていたのですが無事に突破！もうコレで怖いものなし！
いつも徳島に行く時に乗る飛行機よりもシート数が多いデカイやつでした。愛媛栄えてる！
ぐーすか寝てたらあっという間に愛媛着。飛行機の良いところは寝過ごしがないところですね。
昔アメリカで国内移動する時に早朝便に乗る機会があったのですが、空港について一安心！と思っていたら寝てしまって乗り損ねたのは良い思い出。
空港を出たら愛媛の伝説「蛇口から出るみかんジュース」！
箱買いするレベルでみかん大好きな僕は行く先々でみかん味＊＊を買いたくなる誘惑とこれから３日間戦う事に。（何度か負けた）
石槌山ハイウェイオアシスで今回3日間お世話になるスーパーガイドgesu_oyaji氏＆アンディーと合流！ここはキャンプ場に温泉に飲食施設まで揃っているパーフェクトなスポット。温泉は500円？ぐらいでサウナに水風呂まであって完璧。
ただ、愛媛の土地柄なのかシャンプーやボディーソープが常備されていないので要注意。（受付で買える）3日間それぞれスーパー銭湯的な場所に行ったんですが、用意されているのは1箇所だけでした。
いよいよ噂のHG渓谷に突入！！
でかいでかいとは思っていたけれど、心の準備が足りていなかった。
谷間にひしめく岩達にテンションは上がるものの地に足付いてない感じ。
ここには他に1級しかないという事でアップするべく「OKカウボーイ １級」にトライ開始。
サクッとリップまでは到達。しかしマントルの悪さにビビりまくって撤退。その後何度か打つも全然持ててる感じがせず、勝負どころは今じゃない、と言い訳しつつ敗退。この時点で今日全く何も出来ないんじゃ・・・？と不安がよぎる。
敗退したのになんなんですが、バランシーな部分とダイナミックな部分がコンパクトにまとまっていてとっても面白い課題でした。マントル返せたら気持ちよかっただろうな。
さて、お目当てのハイボルテージ。
見た瞬間から圧倒されて、遥か彼方に見える1手目（実際は2手目）をどうやって止めるの！？と思っていたけれど、実際スタートポジションについて見上げるとさらに遠く見える。
そのホールドの手前にカチがあるのを教えてもらったが、それにしても遠い。遥か彼方。
実際にやってみても飛び出すとギリギリとどかないしヒールを上げるムーブもしっくり来なくて全く届かない。
全く出来る感の無い僕を尻目に、この1年トータル完登40段まであと一歩だとういうイケイケのアンディーはトライする度に近づいていき、ついに2手目を止めた。そのまま完登！とはいかなかったが、その後も着実に高度をあげてついに完登。
素晴らしい登りだった。
それに触発されて僕も！と思ったがそんなに都合よく行くわけもなく日が暮れてきた事もあり撤収。
最初に感じた不安を現実のものとしてしまった。
その日はテン泊する気満々だったのですが、あまりにも何も出来なかったのでせめて疲労を抜く事ぐらいはちゃんとしようという事であっさりとホテル泊に切り替え。年末の混み合う時期でどうかと思ったが当日でも泊まれた。
さらにせっかく愛媛に来たのだからと10数年ぶりにFF11時代の友人たちと再会＆宴会。こんなに会ってないのになんとなくお互いの近況を知っていてすっと話始められるのは過ごした時間の濃さ含めてネット社会の恩恵だなー。
せめてもの悪あがきにホテルに併設されている温泉でサウナに入って汗をたくさんかいて就寝。
day2 につづく。