いつだって今から一歩。
クライミング始めたばかりの頃。
どうやったらこれが登れるか。
そればかり考えていた。
何が出来るかもわからず、とりあえずやった。
出来ないことなんて当たり前で、何度も落ちながら少しずつ出来るようになった。
明日どうにか来られないかな。
来られない日に出来ることないかな。
あ、こうすれば登れるかも!
出来ることが当たり前になったのはいつだろう。
こんなの出来て当たり前。
嬉しくも何ともない。
出来ないことが嫌になったのはいつだろう。
今日は出来ないかも。
やるのやめとこ。
どうして出来ても嬉しくないんだろう。
どうして出来ないことが嫌なんだろう。
出来なくて当たり前だったはずなのに。
挑戦を楽しもう。
出来ないこと見つけたら喜ぼう。
それは成長できるってことだから。
何度でも。
なんか言葉を絞って選んでいるとどうしてもポエミーになってしまうな。
まぁいいか、楽しいし。
タイトル考えるの超難しい。
2018年の夏頃。
ツナミの12bが登れなかったり、タワーの11dをヒーヒー言いながら完登して、まぁこんなもんかなって思っている自分がいて、もう頑張ったって楽に登れる日は来ないんじゃないかって不安で、登れない自分を人目に晒すのが嫌で。どうしていいかわからなくてクライミング嫌いになっちゃいそうで。仕事変えなきゃならないかも、なんてうっすら考えてた。ほんとにうーーーーっすらね!(笑)
世界選手権でパラも普通のもトップ選手達の登りを目の当たりにして、のボコン2018に出場してくれたみんなの登りの熱を受けて、僕ももっと登りたいって、あんな風に人を感動させられるようになりたいって強烈に思った。
もっと輝く自分で在りたい。
自分が自分を好きでいられるように在りたい。
何より、もっとクライミングを楽しんでいたい。
その後どんな手順踏んだのか詳細には覚えていないけれど、とりあえず人と登る機会を増やした気がする。やっぱり僕は人と一緒に登るのが好きで、登れても登れなくても、グレードが違っても一緒に登るのが楽しい。
そうしているうちにどんどん登るのがまた楽しくなってきた。
どうやら一緒に登る仲間がいないと思い込んでいた所がまずひとつのハードルだったらしい。
僕は一人ぼっちだって(笑
僕はリードの方が好きなんだけど、もしかしたらそれも理由の一つかもしれないな。
もう一つは登れないなりに努力している自分を認めるというか、仕事的にあの人12aも登れてない、とか思われる事がすごく怖かったんだけどそれも仕方がないって諦めて、むしろそこから伸びようと頑張る姿を見てもらおうって思えた事。思えたっていうか諦めたっていうか。出来ないものは仕方ないもんね。
こんな風に書くこともやっぱり怖いのだけれど、それも仕方ない(笑
そうしてツナミの12bを完登するべく真面目に打ち込んで、週1回で3週目ぐらいかな?ようやく登れて、なんとその日のうちにオレンジの12cは登れてしまって。
次は青の12dをやろうと思っていたんだけれど、左側がすごく混んでいたからどうにか右側で登ろうって触り始めたのが白の13b。多分10月半ばぐらい。どうせそのうちやるし、もうボルダーのトレーニングぐらいのつもりでいいかなって(笑
実際最初はもう全クリップテンション入ってて、特に前半パートはすごく苦労したんだけれど、手応えがあったのが嬉しくてそのまま気持ちはこの課題に一直線。結局2018年ぎりぎりの12月26日に完登!これは嬉しかったー。
何かで読んだんだったか、自分で思いついたのか定かじゃないのだけれど、こうして登りだした時に
「出来ない事を練習しなかったらそれができるようになる日は来ない」
って唐突に思い至った。
そして出来ない動きを避けるのではなくて、なるべく真っ向勝負で出来るようになるまで頑張る!ってやり始めたら左肩の故障も急激に改善した。
使うことで改善する事は元々確信していて、筋トレ的にはずーっと試行錯誤してたんだけど、クライミングの中では避けちゃってたんですよね。
あ、これは怪我の内容によりますよ!例えば腱板損傷の人は無理に動いて良くなることは絶対に無いですからね。自分の怪我・故障がどういったものなのか把握してからどう治すか、対処するか考えましょう。
というわけで今は登るのが楽しくて楽しくて仕方がない。
目下の目標は
・城山 リキッドフィンガー(13d) 通い核心か・・・?あわよくばポカプロ、ロジプロまで今シーズン行きたい。
・PUMP2 ツナミの13c、あわよくば13dも・・・
・PUMP2のタワー13aとツナミ13bの連続完登
かな。
頑張るぞー!